8年前の12月頃から、下痢が続いた。 もともと胃腸が強い方ではないので、調子が悪いのかなぁ...と。 それから、年が明けてから、一日10回くらいトイレに走り、おまけに微熱もあった。 最近疲れているのか、体調が悪いなぁと...。 そして、3月末頃には、トイレに行く回数が一日20回を超え、熱も38.5℃を超えるようになってきた。 その頃、仕事も忙しく、親父の3回忌の準備などもあり、落ち着いたら病院に行こうと思っていた。 4月に入ると、熱は39℃台に...
いまでも忘れはしない4月6日。 この日は長女の保育所の入所式、前日に、『パパも一緒に行くから』そう約束していた。 しかし、朝目覚めると、意識がもうろうとし、起きあがれない。 長女にはごめんねと言い残し、病院へ行った。
病院で診察を受けると、すぐに入院。 下痢止めと点滴をし、様子を見ることに... 翌日CTを撮ると、大腸が腫れていた。 3日目に大腸ファイバーをすることになった。
大腸の炎症がきつく、カメラも途中までしか入らなかったが、潰瘍性大腸炎であることがわかった。
担当医の先生から病気と治療法の説明を受けた。
その時に先生が話されたことで、いまの私がある。
『自分の病気を知って、理解してください。一緒に治しましょう!』
そう言われ、1冊の本をいただいた。
人は病気になった時に、すごく不安になる。 はじめての経験で、先ではどうなるのかと... 不安になってあたりまえ
当時は、病気になったことを悔やみ、一日も早くこの病気から逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。